2007年11月30日金曜日

秋キャンプ(第2日)

秋キャンプ第2日。

この日は日の出が6:24。スカウトたちは日の出前6時に起床だった。
6時45分までに点検を終わらせるため慌しく部屋と自分の荷物を片付けます。


隊長・副長の点検を受けた後、屋外に出、朝礼に向かいます。身が引き締まるような冷気の中、スカウト・リーダーとも制服で朝礼を行いました。体調を崩したスカウトも無く、元気な顔をみせてくれました。
朝礼の中で昨晩のキムスゲームの表彰も行い、その後ゲームで体を温めました。

寒い外から戻ると朝食が待っていました。朝食もバイキング。スカウトたちは様々な食材をトレイにとり、席に着きます。スカウトたちは朝から食欲充分、焼きたてのパンを取り合ったり、無くなってしまったおかずを名残惜しんだりしながらたっぷりと食べたようでした。食堂の窓からは夜が明け切った山並みが美しく広がっていました。

本日の午前中のプログラムは「オリエンテーリング」。
9時、食堂に集合したスカウトに「オリエンテーリング」の説明をします。
今回のオリエンテーリングは「簡易型」、コンパスなどを使わなくても子供から大人まで誰でも楽しめる方式でした。でもこれが各組の明暗を分けました。
15分ほど各組でコースを検討した後、それぞれ組長を中心に出発しました。
各組にはリーダーが2人づつつき、コースから外れてしまわないようまた、ペースを守らせるように注意していました。

再集合は10時30分、5分遅れるごとにー10点のペナルティが課されることになっていました。
2組は定時前に、3組は5分遅れで到着しましたが、1組が帰ってきません。
20分経ったところでやっと帰り着きました。山中で迷ってしまったようです。
結果は、3組が他の二組の倍する得点を獲得して優勝しました。

その後、退所に向けて各部屋の原状復帰を目指し片付けと掃除を行いました。
1時間かけてシーツを整え、毛布を規定どおり畳み、清掃を行って各自荷物を部屋の外に出しました。所員の方の点検をクリアするまではスカウトもどきどきして待っていたことと思います。

そして昼食、またもやバイキングです。山の中を歩き回ったスカウトたちは食欲も旺盛で、そばにカレー、そしてまぜご飯とどんどんとたいらげていきました。

食休みもそこそこに再び外に集合し閉村式を行います。
隊長から今回のキャンプ全般にわたった講評がスカウトに伝えられ、オリエンテーリングの表彰・各スカウトのチャレンジブックの表彰を行ってキャンプは終了しました。

帰り道は来るときとは違い山道をたどって歩いて下ります。大きな荷物は隊長に車で芦ヶ久保の駅まで運んでいただきました。お茶の水筒といつものリュックをしょって出発しました。
うさぎスカウトには少々厳しい距離であったように思います。また、午前中もオリエンテーリングで歩きまわっていたリーダーにも少々厳しい下山でした。

何度かの休憩の中、農村公園での休憩では「滑り台」にスカウトたちは釘付けになってしまいました。センターで上手く滑れなかった鬱憤もあったのか1度では納得せず、何度も上まで上っては滑っていました。疲れているはずなのにうさぎからくままでほとんどのスカウトが元気に頂上までなん往復もしていました。
再び駅に向かって出発し、何度か道を間違えながらも3時過ぎには駅に到着、電車の時間まで休憩ということになりました。
トイレに行き、仲良しの輪をして準備の整ったスカウトたちと共にホームに上がり、駅の入り口を見ると隊長が手を振っています。電車が出発して見えなくなるまで見送ってくださいました。


深まる秋を充分に堪能し、組活動の基本を確認できた充実したキャンプが行えたと思います。今後の活動では各組組長も自分の役割を理解しリーダーシップを発揮してくれるものと感じています。

そして最後に、今回の活動を支援いただいた埼玉県青少年野外活動センターの職員の皆様、および、計画・実踏を担当いただいたリーダーそして、今回スカウトと共に活動に参加してくださったリーダーの皆様には大いに感謝しております。

記録:熊澤ACM

秋キャンプ(第1日) その2

<その1からの続き>

開村式後、センター施設であるローラー滑り台で遊ぶ組と展望台に赴く組とに別れ、活動。

滑り台は、100mの長さとのことだったが、お子様用であったため、スカウトには物足らなかったようだが、それなりに楽しめたようだ。

展望台では、西側の真っ赤に染め上がった夕空に黒く浮かび上がった山々と、東側の藍色の夜空の下の灯を点し始めた街の夜景が、スカウトの目を楽しませた。

秋を満喫した野外活動であった。

センターハウスに戻り、夕食準備だ。
夕食は、バイキングで、これまたおいしく、スカウトもびっくりするほど、たらふく食べた。かく言う私も。


センターの大浴場で入浴を済ませたあとは、夜のプログラムだ。
センターハウス内の会議室で集合し、これまたセンターの企画である「バードコールつくり」を楽しんだ。
中太の枝に大きなねじを差込み、そのねじを回すと鳥の鳴き声に似た音が鳴る「バードコール」をつくる企画だ。
用意いただいた中太の枝群から好きな枝を選び、ねじを差し込む。
そこまではいたって簡単。
その後、その枝に小刀を使って装飾を施す。
カブスカウトにとっては、小刀の利用は未経験者も多く、これまた良い体験となった。
出来上がったバードコールは良いお土産になったのではなかろうか。

その後は、我隊のプログラムとして、キムスゲームを行った。
各組対抗でキムスゲームを行い、各組の結束力を深めることが狙いだ。
各組ごと、組長の指示で、協力し合いながら、ゲームを楽しめた。

夜も更け、消灯。
無事、1日目を終えた。
盛りだくさんの、充実した1日であった。

今年度、現在の組となって初めてのキャンプで、組としての課題点も見出せ、有意義な1日目であったと思う。
何を差し置いても、スカウトが様々な経験をし、楽しめた1日であったことは、非常によかった。と思う。

記録:K副長

秋キャンプ(第1日) その1

秋キャンプだ!!

11月23~24日に「秋キャンプ」に出かけた。
本キャンプは、各組の結束力アップを目的として、1泊2日で「埼玉県青少年総合野外活動センター」にて行うことになった。
この秋キャンプは、近年の我カブ隊では初の試みのようだ。
これで我隊では、各季節ごとにキャンプを行うことになった。
キャンプは、スカウトが楽しめる一番の企画であり、かつ、これで各季節ごとの様々な自然をスカウトに体感させられることは、保護者としても非常にうれしい。

朝一番、各最寄に集合し、芦ヶ久保に向けて西武線に乗り込んだ。
約1時間半、電車に揺られ、芦ヶ久保に到着。
車中は、スカウトも飽きることなく、酔う者もでず、特に問題なくすごすことができた。
芦ヶ久保で下車すると、雲ひとつない青空の下に、透き通った空気が、爽快感を引き立ててくれた。

芦ヶ久保駅では、キャンプ地である埼玉県青少年野外活動センターの方が、送迎のため、既に待機していただけた。たいへんありがたい。すぐさまバスに乗り込み、センターに向かう。
センターは標高900mの山頂にあり、そこまでの九十九折の急勾配を登っていく。若干、酔うスカウトも見受けられたが、最悪の事態にまではならずにすんだ。バス車中からは、澄み切った青空をバックに、色づいた木々の蓄えた奥秩父の山々が望めた。手前に武甲山、奥に両神山、峠を越えると熊谷の街が眼下に広がり、その奥に赤城山まで望めた。山好きの私としては、感無量である。

センター前に到着し、バスを下車する。
さすが、900mの標高だけあり、空気は痛いほどだった。真っ赤に染まったもみじの回廊を抜け、センターロッジに到着する。紅葉の最盛期は先週だったようだが、私たちの目を楽しませてくれるには十分な色付きであった。

センターに到着するやいなや、すぐさま、センターの企画である「草木染め」にスカウト全員が参加した。本企画はすべてセンターご担当者で対応いただけ、我々リーダーも、スカウトを預け、自らも参加者として活動でき、楽させていただけた。さすが、青少年野外活動センターだけあって、ご担当者の方々は子供との接し方に長けておられ、我々リーダーも見習うべきことが多かった。


本企画は、様々な絞りを加えた木綿の白布を、草木の煮出した液につけ、その後、みょうばんや木灰の液で化学反応させ、自然色に染めあげる。と言った体験企画
であ
る。

屋外の活動場に移り、早速、草木染めの説明を受ける。
活動場までの道には霜柱ができており、活動場の脇の池は氷が張っていた。
聞くと、今朝は今年一番の冷え込みで、氷点下まで下がったそうだ。
さすがに寒い。
ただ、スカウトはそんな寒さをものともしない、元気な動きをしてくれた。
まずは、染材である草木の収集だ。
今回は、セイタカアワダチソウと桜の落葉を利用することに。
セイタカアワダチソウはセンターの方々にて事前に準備いただけていたので、我々は桜の落ち葉を集める。
センターのご担当者から、桜の葉の特徴の説明を受け、他の落葉の中から桜の落葉だけをチョイスする。
スカウトがきちんと葉を見極められたかどうかは別として、持参した袋いっぱいに落葉を収集することができた。

桜の葉+ミョウバン、桜の葉+木灰、セイタカアワダチソウ+ミョウバン、セイタカアワダチソウ+木灰の4グループに別れ、作業開始。
桜の落葉を細かく砕き、また、セイタカアワダチソウは細かく刻み、ネットの入れる。
焚き火を起こし、湯をたき、そこに草木ネットを入れ、煮出す。
センターのご担当者が手際よくことを勧めてくれるので、安心してお任せできた。
煮出している間に、木綿の白布2枚が配られ、おのおの好きな絞りの加工を施す。
輪ゴムで縛る者、割り箸を利用する者、出来上がりを楽しみに、様々な工夫を凝らす。
桜の葉+ミョウバン、桜の葉+木灰、セイタカアワダチソウ+ミョウバン、セイタカアワダチソウ+木灰の4つの中から好きな染材を選び、絞りを加えた木綿布を選んだ染液に入れ、さらに煮出す。

そうこうしていると、時間は既に12時近くになり、昼食の時間だ。
なんと、昼食も本企画の中に含まれていて、センターの方々が野外料理を準備していてくれた。
とてもおいしい!!


ホワイトソースパスタにコンソメスープだ。
スカウトは、何度もおかわりをし、おなかいっぱい食べた。各言う私も。

昼食が終わると、染材の煮出しも完了し、今度はそれをミョウバンと木灰の液に加え化学反応させる。
時間を置き、さらに煮出し、また化学反応させる。
これを2回~3回繰り返し、白かった木綿布に自然色が染まっていく。

日が傾き始めたころ、各自の布を取り出し、水洗いし、染め上がった木綿布と対面する。
桜で染めた布は桃色がかった茶色に、セイタカアワダチソウで染めた布は浅黄色に、絞りが浮かび上がったプロ顔負けのハンカチに染め上がった。

スカウトは自分がつくったハンカチを見せ合い、歓喜をあげた。
単に用意された材料を使った館内での作業ではなく、自分で材料を探し、自分で加工を施し、それを自然の中で、焚き火を起こしての作業だったことが、楽しさと体験の実感を感じさせてくれたのだと思う。
非常に良い体験であった。

染め上がったハンカチを片手に、センターハウスに戻り、センターご担当者からの部屋の使い方の説明を受け、各組ごとの部屋に入る。
制服に着替え、センターハウス脇の広場で、再集合。
開村式を行った。

<その2に続く>

2007年11月18日日曜日

救急法を学ぶ at 上石神井小学校

11月11日(日)上石神井小学校で「防災と救急」の隊集会を行いました。

まずは、怪我や具合が悪くなったときの処置について学びました。

鼻血が出た時は、小鼻を摘んで止めます。(後頭部をたたくのは、間違いです)
怪我をして、血が出たときは「直接圧迫止血法」傷口をハンカチなどで強く押し止血します。
少々力と時間が必要ですが、これがカブ年代でできる一番効果的な止血法です。
気分が悪くなった人が出たときは、先ず症状を見てどのように対処すれば良いかを判断。
唇が青い場合は、貧血です。寝かせて、足を高くします。
顔が赤い場合は、熱中症です。座らせて、上半身を持ち上げます。




実際にスカウト同士でやってみて、覚えました。


続いて、救急電話のかけ方を教わります。公衆電話の種類を勉強。リーダが作成した、実物大の公衆電話にはスカウトもびっくり、大喜びです。公衆電話で救急の連絡をする方法を教わりました。


救急の連絡をする場合は・・・・
救急電話:「救急ですか? 消防ですか?」
スカウト:「救急です」
救急電話:「どうしました?」
スカウト:「友だちが・・・・です」(症状を伝えます)
救急電話:「場所はどこですか?」
スカウト:「・・・・・です」(住所や近くに見えるもので場所を伝えます)
救急電話:「直ぐ行きますのそこで待っていてください」
スカウト:伝えられて、ホット一安心。

続いて消防の連絡をする場合も訓練しました。



最後に、本日教わったことを実演。
ハイキングをしている時に具合が悪くなった人が出たことを想定した実演です。
リーダが模範を見せますが、スカウトたちが具合は悪くなったリーダを心配し、パニック状態。実はパニックが一番怖いのです。リーダもタジタジ。

スカウトたちは、教わったことを忠実に実演。
これで、実際に具合が悪くなった人が出ても大丈夫!?


カブの年代では、できることは限られますが、できる範囲でどのように行動すれば良いかが、学べて充実した集会でした。



記録:村越CM

2007年11月6日火曜日

防災訓練 at上石神井北小学校

11月4日、上石神井北小学校での防災訓練に参加しました。



AEDでの救命処置、消火器の使い方、貯蔵品見学、発電機の起動、起震車での体感、バケツリレー、倒壊家屋からの救助と体験型の訓練で子供達も楽しみながら参加していました。






特に、起震車は震度5、7を直接体験でき、とっさに我が身を守ることもままならず、『子供達よ、自分の身は自分で守れ!」を痛感しました。




最後に炊き出しの五目ご飯とトン汁を食べていた時、野菜嫌いのしか君が残さず食べたり、食べきれずに困っているうさぎ君の残りをくま君が食べてくれたりと嬉しい光景もあり大変有意義な1日でした。

記録:塚本DL