2008年6月28日土曜日

春キャンプの後片付け 〜ハイキング中止

6月22日 あいにくの雨天だったため我が団の活動拠点である成昇館で春キャンプの後片付けを行った。

予定では小島副長が自慢の足で計画・実踏して下さっていた高麗方面へのハイキングだったのだが、朝から小雨交じり、そして予報では午後から崩れるとなっていたため中止にして前回のキャンプで使用した隊のテントや炊具などの装備の片づけを行うこととした。

集合したスカウトたちは皆一様に不満げだった。
晴れていれば屋外でハイキングの予定だったのである。厚い雲に覆われた空を見上げながら残念そうにしている。でも、小島副長が練りに練った追跡ハイクだっただけに非常に残念なのはリーダーも同様だったのだ。

しかしである。装備の片付けはスカウトにとって大切な活動である。「備えよ常に」の精神が一番理解しやすい場面であろう。
隊の装備品は次に使うのは自分たちじゃないかもしれない。しかし次に使う人が気持ちよく使えるように準備をしておくのは重要な活動だ。
テントの担当はロープが切れていないか、ペグは折れたりなくなっていないか、テントに穴が開いていないか。そういった確認と共に汚れたところを雑巾できれいにしていく。成昇館中にロープを張りきれいになったテント・フライシートを掛けて水気をとっておく。
カブ隊で調理器具を使う機会は来年の野外料理の活動までない。放っておけばカビだらけで使い物にならなくなってしまう。担当したスカウトたちは、野営場で水がなくよく洗いきれていなかった調理器具や炊具を洗い直し、数を確認してもとのケースに片付ける。

蒸し暑い道場の中での地味な活動だったので、スカウトたちも元気が出なかったが、ハイキング用にと準備しておいたおやつが配られた時は嬉しそうな笑顔を見せた。

その後、テント・フライシートをきちんとたたみ、運搬用の袋に納めて今回の活動は終了となった。
今回のような地味な活動では組長やその他の上級生スカウトのリーダーシップが試されるのだが、各組ともよくまとまり、自分たちの仕事をこなしていた。この分では、次回から始まる夏キャンプへ向けての準備の組集会も不安が無い。

夏キャンプは1年間の活動の集大成。楽しいキャンプにしよう。

記録:熊澤ACM

2008年6月14日土曜日

2008 春キャンプ at小手指野営場

<1日目>
6月7日 雨で延期となっていた恒例の春キャンプだが、ようやくの決行だ。。
梅雨のさなかではあったが、天気予報ではまずまず。何とかもってくれそうだ。
例年はBS隊との合同キャンプだが、雨での延期により、今年はCS隊だけでのキャンプだ。

我々搬入組は、必要な荷物を車に詰め込み、いざ出発。
スカウトは、個人の荷物を背負って小手指駅からキャンプ場まで、約1時間のハイク。

我々はスカウトが到着するまでの間に、本部設営を済ませてしまう。
そうこうしていると、スカウトが汗だくになって到着した。








開村式を終え、昼食をとった後、早速、各組ごとに設営開始。
各組ごとに、テントを張り、荷物を入れ、サイトを作っていく。
スカウトだけでの設営は難しく、ここはリーダーが手伝う。

休むまもなく、夕食準備と、営火でのスタンツ練習だ。
ゲームを兼ねて、各組ごとに火お越し&炊飯を競う。
3月に行った野外料理の本番というわけだ。
スカウトは、リーダーの指示無くてきぱき動き、リーダーの支援無く米を炊き上げてしまった。
なんとも頼もしい次第だ。
残った時間でスタンツを練習する。
これまたリーダーの指示無く組毎に自主的に練習を開始。
これまた、なんとも頼もしい。

夕食を終え、営火だ。
カブ隊だけでの営火は、私は始めてだ。
こじんまりはしているが大いに盛り上がった。

無事1日目を終えた。

私は、今回のキャンプは、本当に楽をさせてもらった。
スカウトが本当に良い動きをしてくれたおかげである。
付け加えて、BS副長のKさんのご協力をいただけたことが、大きい。
本部の設営から営火のファイアマスターまで、あらゆる面で支援いただいた。
言葉ではあらわせないほどの感謝である。

記事作成:小島ACM

<2日目>
テント泊は、一ヶ月延期になったおかげで暖かでした。
起床AM6:00。天気は良好(やや暑め!?)です。

6時半。キャンプではいつもそうですが、朝、組ごとに点検があります。
整理整頓ができているか、制服姿で整列し、隊長・副長のOKを待ちます。
テント内をきれいにするには、自分のことは自分でするのが基本ですが、うまくできないスカウトを手伝ったり協力し合うことも大切。早くOKをもらえた組はちょっぴり誇らし気だったりします。

朝礼が済んだら、私服に着替えてエプロン姿で朝食のホットケーキ作り。みんなで準備をします。
粉と卵・牛乳を混ぜたら、フライパンを暖めてスタンバイしているリーダの所へ持ってきて、「焼くのもやりたい」とみんな意欲的。順番待ちになるほどです。
その横では、小島副長がホットケーキミックスを堅めにこね、枝に巻き付けたパンをたき火で焼いていました。スカウト達も興味津々。結果は、、、!? 子供達に聞いてみて下さい。
そして、朝からみんなの食欲のすごいこと!
焼きたてのホットケーキはもちろんのこと、温め直した夕飯の残りカレーも、予備で用意していたロールパンもインスタントスープもどんどん無くなりました。なぜかレタスだけは残ったけど。。。

午前の活動は、うさぎ・しかスカウトは『工作』でネームプレート作り、くまスカウトは『上進集会』でロープワーク。
『工作』は思い思いの形に細工した板に、ロープ飾りをあしらったおしゃれな!ネームプレートです。制服につけるとグッド。キャンプをお休みしたスカウトの分も、お手伝いに来てくださったお父さんが凝ったものを完成させて下さいましたよ。
『上進集会』は9月にボーイ隊に入隊する為の準備集会。上進するスカウト10名が林の木も使いながらロープワークの復習です。最後にピッグ班vsくじら班でロープワーク対決、今回はピッグ班のどんでん返し勝利でした。

そして昼食の焼きそばは、作り方が村越隊長の考案でユニークでした。
1.アルミホイルの上に刻んだ野菜を乗せる
2.麺を袋のまま手でよく揉みほぐし、野菜の上に乗せる
3.ソースの粉をまぶして、アルミホイルで包む
4.フライパンに3~4個ずつのせて、蒸し焼き
野菜の水分だけで美味しい焼きそばの完成! チャンスがあれば試してみて下さい。

干しておいた寝袋をたたんで、テントの撤収も組対抗で早さを競い合うと、張り切って声を掛け合うスカウトたち。その結果(リーダの頑張りもあって)、片付けが早めに終わり、予定にはなかった散策へ隊長に連れて行ってもらうこともできました♪ 今年の春キャンプは絶好調!!

閉村式では、隊長から「キャンプ場に残して良いものは"思い出"」などの話を聞き、最後にくまスカウトがチャレンジ章の『キャンパー』をもらいました。
それを見ていたうさぎ、しかのスカウト数人が解散後、チャレンジブックを広げ、「水泳で級があるけど特技博士をもらえない?」「それは水泳選手で取ろうよ」「じゃあ、これは!?」などなど、とても熱心に聞きに来ました。なんだか嬉しくなりました。
ご家庭でも、たまにカブブックとチャレンジブックを開いてみて下さい。ちょっと頑張ればもらえそうなチャレンジ章がきっとあると思います。カブブックは完修すると『うさぎ・しか・くまのクリア章』をもらうことができます。みんなの前で表彰される時は誰もがいい表情をみせます。応援してあげて下さい。

帰りは、駅までの約2.5km、もちろん全荷物を背負って歩きます。
日陰がないので、うさぎスカウトには少々キツイ道のりでしたが、全員完歩。
駅には登りエスカレーターがあるのに階段を走って上るスカウトが何人もいました。
これなら、翌日も元気に登校できるかな?
みんなのたくましい姿に成長ぶりを実感させられた春キャンプでした。

記事作成:松山ACM