2008年4月18日金曜日

2008年度7団バザー

4月13日、小雨が混じる日曜日。練馬7団のバザーが行われました。

早朝よりリーダーの皆さんは団倉庫からマーキー・ブルーシート・ロープをはじめとする設営資材とバザーで使用する什器等を搬出、会場となる成昇館傍の駐車場に運び込みました。
これ以降の雨の様子が読めないため、ブルーシートでマーキー同士をつなぎ、間の通路にもシートを宙に張り檐を伸ばして、来ていただくお客様に傘が必要とならないように設営していきます。
経験豊富なリーダーの皆さんは彼方此方からロープを張りシートを固定していき、小1時間ほどで屋外分の会場は完成してしまいました。

成昇館屋内では、女性リーダー、育成会の皆さんがリサイクル品の陳列を行っています。
そして9時になりスカウトたちが集合しました。

今日はベンチャースカウトからビーバースカウトまでそれぞれに役目があります。
開会のセレモニーではそれを確認し、バザーが始まりました。

我がカブ隊は、
1.お店を営業すること
2.緑の募金をすること
3.バザーを楽しむこと
の3点が本日の役目です。
各組が順番にそれぞれを分担します。楽しむ一組は自由に買い物をしていいこととします。1時間交代で順に役目を取り替えてそれぞれの持ち場を体験します。

カブ隊のお店は、「風船釣り」と保護者の皆さんに作っていただいたケーキやクッキーと冷やしたカルピスを販売するお店です。
昨年度より会場入り口で場内で使用できる金券に両替していただく方式にしたためお店での現金のやりとりがなくスムーズな販売ができます。組長を中心に各コーナーの担当を割り振り、それぞれの掛け声でお客さんに声をかけています。

緑の募金の組はそれ以外に重要な役目も背負っています。
毎年この成昇館(7団の活動拠点)でバザーを行っているのですが、駅前のバス通りから1本裏に入っているので集客という点ではよい条件ではありません。そのため募金活動を行いつつバザーが開催されていることを駅前でアピールすることが必要になります。
スカウトのみんなは募金箱とバザーの幟を持って上石神井駅で声を上げます。

お昼にはベンチャー隊が販売していた焼きそばをカブ隊で購入し、手すきのスカウトから交代で食べ、すぐにまた持ち場に戻っていきます。
霧のような雨しか降らなかったせいで客足もなかなか多く、お店の通路や休憩用に用意したテーブルからはお客さんの姿が切れることがありませんでした。そのためカブ隊で用意した商品のほとんどを午後の早いうちに売りつくしてしまいました。他の隊のお店も状況は似たようなものらしく、売り切れで残念そうにしていたお客様があちらこちらのお店の前に見られました。最後まで人垣ができていたのはボーイ隊が用意した「立ち釜」で行ったマシュマロ焼きだったようです。

買い物をしているスカウトたちを見ると、性格がよく出た買い物をしています。
リサイクル品のお店の前でどちらにしようか悩んだままでいると、片方を別のスカウトに買われてしまい、悩まなくてもよくなってしまうスカウト。細かい玩具を袋一杯に購入するスカウト。お家の人へと日用品ばかりを購入するスカウト。自分の飲食だけでお小遣いを使い果たすスカウト・・・・。
普段、必要なもの以外の買い物をし慣れていないのか、たくさんの選択肢からひとつを選ぶことができず、あれもこれもになってしまう傾向は相変わらずでした。

お店も全て閉店し撤営の時間です。
撤営も手馴れたものです。カブスカウトたちはゴミや軽い器具などを片付け、ボーイ・ベンチャーは炊具・コンロ・ベンチなどを片付けていきます。リーダーや保護者のお父さんたちの手で解体されたマーキーや濡れたブルーシートは後日乾燥させることとして、はずした傍から畳まれリーダーの車に積み込まれ、片付け開始から1時間で積み込みまで終了。各隊にて終了セレモニーを行った後、隊としては解散をし、朝と同様に数名の男性リーダーが車に分乗して団倉庫に収納に向かい、成昇館の駐車場は元の姿に戻りました。

組での協力と、礼儀、奉仕・社会貢献など、カブスカウトの活動に合致する内容を多く含んだ集会でした。が、やはりスカウトたちの喜ぶ笑顔が基本にあっての隊活動ですよね。
リュックサックが膨れ上がったスカウトが笑顔でいう「さようなら」がいつまでも耳に響いていました。

記事作成:熊澤ACM

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