2007年10月22日月曜日

計測とロープワーク

10月21日、先週に引き続き井頭の森公園にて隊集会『計測とロープワーク』を行いました。

計測の実習に入る前に隊長から「入隊式」の実施が伝えられます。
9月にビーバー隊から上進してきた2名のりすスカウトが修行期間を終え、正式にうさぎスカウトとして仲間入りする日が来たのです。
くま・しかスカウトたちが見守る中、二人はお父さん・お母さんといっしょに隊長の前で隊旗の柄を左手で握り、右手でスカウトサインをしながら大きな声で「約束とさだめ」を暗唱します。スカウトとして皆の前でこの活動に積極的に参加していくことを誓うのです。
そして、隊長から初めて隊のネッカチーフを締めることが許されます。
新たなネッカチーフを首に巻いたスカウトたちはみんな誇らしげです。ビーバーの頃から憧れていたカブスカウトの一員として自分が認められたと感じられるからでしょう。
団委員長のからもお祝いの言葉を頂き、新スカウトの門出のセレモニーは終了します。


計測技術はスカウト活動をする際、様々な場面で必要となります。
「テントを張りたいが、このスペースで大丈夫か?」
「木と木の間にロープを渡して物干しを作りたいが手持ちのロープで足りるのか?」
「10m先を右に進め」
「見つけたこの葉っぱの大きさを観察ノートにつけたい」
物差しやメジャーなど屋外の活動では持っていない場合が多く、そんな際でもおおよその計測ができればスムーズに活動を継続してゆけます。
そのため普段持っているものや自分の体をメジャー代わりに使えることを学んでいきます。

計測の実習は「宿題」の確認から始まります。
今回、忘れたスカウトは一人もありません。前回のK副長の「組対抗のゲームに使うかも。」という言葉に敏感に反応した結果でしょうか。
まずは各組ごとに計測の「練習」です。
いろいろなものを自分の体・持ち物で長さをはかり、デンコーチ・副長に実際の長さと比較してもらいます。この結果を踏まえて組対抗ゲームに挑みます。

組ごとに協力してK副長から出された3つのものの長さを測ります。

「公園内に設置してあるテーブルの一辺の長さ」
「立ち木の地上1mの部分の外周の長さ」
「立ち木間の距離」

皆それぞれに計測方法を相談し、計測結果をK副長に報告します。

組対抗の結果は1組が計測部門でよい成績を上げていました。しかしながら、集合・整列に良い結果を出していた2組が総合ポイントで並び、1・2組の表彰が決まりました。どちらにも結果を残せなかった3組は「祝声」を二組に送ることになりました。

トイレ休憩を挟んでロープワークに移ります。

前回から引き続き行っている訓練ですが、途中「うさぎスカウト」が3つの結びを全てできるようになり、「しかスカウト」の科目を学びに来たところで「しかスカウト」たちの様子が変わりました。全部を覚えて遊び始めていたスカウトは「くま」のほうに慌てて走っていきましたし、まだ履修途中のスカウトは真剣さが加わりました。やっぱり新入隊員には負けたくないんですね。

最後に個人競技として「もやい早結び」競争が行われました。
各組内で一番早かった3人が対決して、1組のくまスカウトTさんが優勝、Tさんは初代チャンピオンとしてマスコットを預かりました。今後もこのマスコットを目指して挑戦が続くことでしょう。
その後TさんはK副長に挑戦しますが、タッチの差でK副長が先に結び終わりました。
やはり、リーダーの壁は扱ったようです。みんな、練習してK副長をびっくりさせようね。

記録:熊澤ACM

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

早結びのマスコットを新しい物と交換しました。
制服の胸や肩に安全ピンなどで付けられるようにしたほうが良かったでしょうか?
ご意見をいただければと思います。