2008年3月25日火曜日

ナイトハイク ~夜の公園巡り~

3月22日(土)カブ隊ナイトハイクが行われました。

こども達に自分達の住んでいる町や公園の夜の様子を体験させることを目的とした今回のナイトハイクは数年ぶりの取り組みで、成昇館をスタートし石神井公園→武蔵関公園→井の頭公園→善福寺公園をめぐり再び成昇館に戻るという全行程16.5kmのコースでした。果たしてカブ隊のこども達は無事に歩ききることができたでしょうか?!
私は今回DLとして松山副長とともに2組の引率を行いました。一緒に歩いた子どもたちの様子を通して、ナイトハイクの一部をご紹介したいと思います。

16:00成昇館をスタート
暗号解きゲーム」でスタートの順番を決めました。その結果、2組が最初にスタート。続いて3組、1組の順に5分間隔でスタートです。成昇館を一歩でるとそこから先はコマ地図だけが頼り。先頭の組長は責任重大です。残りのスカウト達は春の陽気も手伝ってか最初から駄洒落の連発。また、しりとりをしたりと最後までこのパワーが持つのか心配なほどそれはそれは楽しそうでした。

第1チェックポイント石神井公園
暖かい土曜の午後とあって多くの人で賑わう石神井公園。大西副長と五十嵐ベンチャースカウトがお出迎えです。
ここでの課題は「ロープ結び」でした。カードをめくりそこに書いてあるロープ結びを行うというもの。このゲームには速さと正確さが要求され、いつもできる8の字結びやもやい結びにも悪戦苦闘しているスカウトの姿が・・・・。

おやつをもらい再スタート。三宝寺池のほとりを歩き富士街道へでて目指すは武蔵関公園です。この辺まではスカウト達のパワーは全開。あるくま君の駄洒落「おへそに手を入れた。へ~そ~」。私は歩き疲れというより笑い疲れてしまいそうでした。

第2チェックポイント武蔵関公園
長い長~い富士街道を左に折れ、西東京市との境界線を歩き武蔵関公園に着いた頃には日が落ち、いよいよナイトハイクが始まったんだという気持ちになりました。熊澤副長とベンチャー隊員の姿が見え、やっと休憩できると思ったスカウト達をよそに「キムス」の準備が。おやつは一旦お預けで記憶力を競いました。
そして、温かいスープとドーナツでエネルギーを補給し、トイレ休憩のあと、いよいよ夜の街へ。懐中電灯を片手にコマ地図を見ながら進むのは一苦労でしたが、組長と次長が声を掛けながら道順を確認し、次のポイント井の頭公園へ向けてひたすら歩きました。
途中、青梅街道はいつものように車の往来が激しかったですが、ヘッドライトを浴びながら歩く町の表情はいつもとはどこか違って見えました。青梅街道から吉祥寺通りに入る頃にはスカウトの中にも「足が痛くなってきた」「疲れた~!!」という声が。でも歩みを止めるスカウトはひとりもいませんでした。「あと少し、あと少し」とスカウト達にも自分自身にも声をかけながら歩きました。

第3チェックポイント井の頭公園
桜の花見にはまだ早いのに若者で賑わう井の頭公園。偶然にも前にスカウトをやっていたという人から「がんばれよ!」と声をかけてもらいました。野外ステージ前では村越隊長や大西副長、ベンチャー隊、そして育成会の皆さんがカップラーメンの軽食を用意して待っていてくださり、「3分間ゲーム」の後でいただきました。カップラーメンの味は格別で、スカウト達にとって忘れられない味になったことと思います。また、後でわかったことですが井の頭公園脇の駐車場ではビーバー隊の五十嵐隊長がカップラーメン用のお湯の準備して下さっていました。

第4チェックポイント善福寺公園
吉祥寺の繁華街を抜け、住宅街を通って善福寺公園へ。
ここには凶暴な?ガチョウがいるとの事前の知らせがあったため、これまで賑やかだったスカウト達もここばかりは静かに注意深く池のほとりを歩きました。幸い、ガチョウに遭遇することはありませんでしたが、目を凝らしてみるとかもが池のほとりで休んでいるのが見えたり、耳を澄ますと水の音が聞こえたりと夜の静かな公園の様子がよくわかりました。北側の広場で熊澤副長と2人のベンチャースカウトに再会し、最後の「計測ゲーム」をしました。

いよいよ成昇館ゴール
善福寺公園を成昇館へ向けて出発し、青梅街道を渡ると見慣れた風景が広がりました。「戻ってきた~!!」とスカウト達の足取りは軽く、一歩一歩ゴールへ近づくことに嬉しさを感じているようでした。身体は相当疲れているはずなのに、どこにこんなエネルギーが残っているのかと思うほどしっかりとした足取りでゴールすることができました。そして、午後10時過ぎにはナイトハイクに参加したスカウト全員が無事にゴールし、ナイトハイクは終了しました。



ナイトハイクを終えてスカウト達にとって16.5kmの距離をしかも夜に歩くことは初めての経験だったと思います。中には途中止めたいと思ったスカウトもいると思いますが、今回全員ゴールできたことは子どもたちの大きな自信に繋がり、組やカブ隊の団結力がより一層強まったのではないでしょうか。そして、それ以上に自分達が団委員長をはじめ育成会の皆さん、ベンチャー隊など多くの方々に支えられている幸せを実感できたことと思います。
私もこのような経験をさせていただいたことに感謝し、これからも微力ながらスカウト活動に関わっていきたいという思いを強くしました。





(記事作成:佐々木DL)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

佐々木DL

記事作成ありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。

前半の写真が載せられなくってすみませんでした。ポイントにいると写真が撮れませんでした。
今回の写真は団委員長からご提供いただいたものです。